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個別指導の内容

個別指導の役割とは

できないできるに変える

個別指導のメリットは、お子さんの不得意な点を掘り下げることで、本人に沿った指導が受けられます。並びに、適切なタイミングでの助言や配慮、個別の環境調整から、学びやすい「できる」状況が用意されます。更に、低年齢児が持つ情緒の不安定さに対しては、その日の状態を考慮した指導の修正が可能です。

集団型の指導は、発達の遅れや躓きがみられない児童を対象とした包括的な発達促進に適しています。反面、他児童との比較から不得意さが表面化して「できない」という思いが強くなります。動機付けの自己コントロールが難しい低年齢時期は、できないこと避けたがるだけでなく、自分から克服しようとする考えには至りづらいです。

【できる】指導を具体化するには、子ども一人ひとりの【できない】点を細かく知り、その子に【適した形】で取り組むことが大切です。

個別指導の内容

個別指導による発達支援の手順

個別指導の内容は、お子さんの実態把握や保護者さまの希望を伺い、個別計画書の作成を通して決定いたします。私達が提案できる個別指導の内容と、そのプログラム例です。

1. 体の使い方を知る

姿勢と協調運動

微細運動による指先の操作

人の運動は、姿勢が適切に保たれることで成立します。姿勢は四肢と体幹の筋で制御しており、姿勢が不安定になると各運動に支障を起こします。各運動に対する姿勢は、適切な経験を重ねた結果であり、後天的に獲得されたものです。姿勢指導では、静的な制御だけでなく動的な制御をおこないます。

日常生活における動作は、複数の運動が効率良く協調されて成り立ちます。乳児期より目と手の協調運動は育まれ、一例として「自分の手を追視する」運動があります。ものの使用は操作機能が高まるにつれて上達しやすく、指先や手首の調整がスムーズとなります。更に、左右の手が異なる動きをする「分化」へと発達します。

プログラム例

立つ・座る等の姿勢維持、バランスを保持する体操、ボール等を使った運動、組み合わせ玩具遊び、手指の運動、ハサミの指導、紐通し

2. 生活動作を身に付ける

日常生活で特に必要なこと

使いやすい食具を使った食事指導

基本となる生活動作は食事、排泄、着脱です。

①手掴み食べから始まる食事動作は、スプーン・フォークの扱いを覚え、こぼさない操作へと移行します。一人で食べられるようになると箸使用へと進みます。フォークや箸の微細操作は、両手の使い方、指先のコントロールが重要です。

②排泄は、排尿間隔が長くなることや、尿意・便意を意識できることが自立へのポイントです。同時に「排泄行為はトイレでする」という認識を育む必要があります。排尿は脳からの指示で、括約筋が緩んでおこなわれます。

③衣類着脱は脱衣動作から始めると取り組みやすく、着衣動作は動作を細分化して始めると意欲が削がれづらいです。着脱動作の際に、衣類を手で掴む位置が曖昧な場合は、視覚的な手掛かりが役立ちます。

プログラム例

衣服や靴等の実物を使用した指導、スプーンや箸等の実物を使用した指導、トングや洗濯ばさみを使った指先機能の強化

3. 言葉を使う

コミュニケーションを含めた領域

二語文の言葉指導

言語の要素は音形、語彙、文法、コミュニケーション分類されます。

人は、乳児期から身近な事物に興味を抱き、漠然と概念を形成します。その後、各事物に名称があることを知ります。言葉理解の初期指導では、身近なこと・好きなことを題材とします。

表出言語を単語から2語文に発展する場合は、理解しやすい「名詞+名詞」や「名詞+動詞」から学習します。助詞の学習は、絵カードと文字を組み合わせ、視覚化して指導します。

コミュニケーションには意図が含まれており、意図を分かりやすくする為に、視覚教材を用います。使用頻度が多い「欲求」と「承諾・拒否」は、身振りで表現することも有効です。

プログラム例

実物を扱った物の名称理解、写真・イラスト等を使った語彙理解、絵カードの組合せによる二語文・多語文指導、絵・音声・平仮名のマッチング指導

4. 数を知る

数の概念を知る

視覚化した数の比較指導

数は「いち」や「に」と数についた名称の数詞、「1」や「2」と数を表す記号の数字、数の量的な意味として数量の要素があります。又、数には一般的な数量を意味する基数、順序の位置を表す序数の捉え方もあります。

「大きい小さい」の概念は、身近で親しみやすく、量的なイメージの芽生えに有効です。

量の概念を獲得するには、まず「同じ集まり」や「違う集まり」の集合を理解します。その後、量の違いを判断する為に、1つのものに1つを対応させる「1対1対応」を学びます。計算に結び付く概念としては「合わせる」や「取り去る」の意味を学びます。

数詞と数字と数量の三項関係がイメージできると、算数学習の下地を築けたこととなります。

プログラム例

実物を使った数のやりとり遊び、イラストや数字を使っての数詞復唱、数字と数量のマッチング指導、実物を使った数の分け方

5. 国語や算数を学ぶ

読む、書く、計算するの領域

視覚化した足し算と引き算の指導

読みの仕組みは、文字を音に変換する「デコーディング」と、読んだ内容を理解する「読解」があります。これには音韻認識、一時的な情報の記憶・処理、語彙の知識・構文の理解等が関係しています。

書きは文字を想起する「エンコーディング」と、用具を操作して「書く」が作業があります。これには「文字の記憶」だけでなく、全体的な形や文字位置等の視覚認知、書く操作に必要な運動機能が求められます。

計算は、基礎となる「計算の自動化」を高めた上で、複雑な計算に対応する「筆算の手順理解」が求められます。文章問題の領域では、数や量の「変化」を読み取り、それを「式」に置き換える手順が発生します。

国語や算数等の学びは「読む、書く、計算」に加えて「聞く、話す、推論」が関係します。又、理解語の増加は、学力を高まりに繋がります。

プログラム例

文字のシャッフル遊び、難易度に応じた書き字の指導、数字教材を使用した計算手順指導、学習課題に沿ったプリント教材指導

6. 社会性を高める

曖昧さを理解しやい形で習得する

気持ちを理解するソーシャルスキル

社会性の具体例としてルールがあります。ルールは文化で異なるだけでなく、状況に沿うことが求めらえるので高度な学習スキルです。人は幼少期からルールに触れ、暗黙のうちにルールを習得しています。社会スキルを意図的に身に付けるトレーニングとしては

①言葉や視覚教材を使い必要性を知ります。

②身に付けるスキルの使用場面を見ます。

③実際に演じます。

④演じた中で必要箇所を修正します。

⑤日常生活において使用します。

特に大切となる⑤は、褒められる等の成功体験として積み重ね、徐々に意識せずおこなえるよう変化させます。

プログラム例

身に付けたいルールを実演し習得する支援、人物を相手にした感情理解・感情表出、人との距離感を習得する支援、教材を使った状況理解の支援

7. 不適応行動を減らす

行動の前後を分析する

問題行動の行動分析

不適応行動と向き合う時に、行動分析学といわれる手法を用いて、行動を捉えます。

①不適応行動が起こる事前には【なんらかの出来事】が発生しています。

②【なんらかの出来事】に対して、当事者は【不適応行動】で応じます。

③【不適応行動】の事後、周囲の人間は【解決手段】を試みるので、本人とって「有意義な結果」が得られます。

①→②→③の流れから不適応行動は確立され、繰り返されることで行動が強化されます。

悪循環を断ち切るには【解決手段】を変更し、不適応行動を発生させない為には【なんらかの出来事】を取り除きます。

プログラム例

待つことや落ち着いて座ることを習得する支援、静かに過ごすことを習得する支援、大人の言葉を受け入れる支援、不快や怒りを消化・回避する支援

8. 環境を整える

生活環境を理解しやすい形にする

環境調整による手順の構造化

幼児期・学齢初期の子どもは発達が成熟していないことから、ちょっとした環境の違いが行動や情緒へ影響を及ぼします。環境を整える具体的な支援として

①新しい行動を身に付ける場合は、言葉で教えるだけでなく、視覚的にも理解できる手順表が有効です。

②「ことば」や「かず」等の学習は静かな場所でおこない、使いやすい教材を使用します。

③不注意な言動がみられるケースでは、部屋に不要な物を置かない等の情報を遮断する配慮が大切です。

④うろうろを続ける児童が着席イメージを持つには、適した机と椅子を使用し、更に好みの玩具を使って遊びます。

保育所や小学校等に通われているお子さんの場合は、両者で協議して、環境調整を共通化できると好ましいです。

支援例

本人に適した学習環境を考える、習得したい動作を増やすために環境を変える、気持ちの不安定を生み出さないよう環境を整える

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