子育て中の方は、お子さんの言動が気になって、発達障害を疑う場面があるかもしれません。
気になる言動が長期間続いている場合は、なんらかの要因があると考えるべきで、支援を必要としているかもしれません。まずは、子どもの言動をチェックして下さい。
考えられる要因
話に注意を向けることが不得意であったり、注意の維持が苦手なケースがあります。又、周囲の話し声が気になったり、環境音に注意を向けてしまう場合もあります。
話し声は聞こえているものの、内容を分かっていない場合があります。理解している言葉が少なかったり、大人側の話が長すぎることが要因として考えられます。
話している内容に興味がなく、無意識に聞いていないケースもあります。
考えられる要因
理解している言葉が少ないかもしれません。言葉掛けに対して、適切に応じれるかがポイントで、単語、二語文、文章、あるいは身振りを付けて話し掛け、子どもの言語理解を把握しましょう。
ことばを使うイメージが弱かったり、ことばの使用に緊張を示している可能性があります。大人のペースで会話を強いられることが、日常的となった結果かもしれません。
考えられる要因
気持ちは目に見えないので、関わる時に「友達の思い」を考える必要があります。他者の表情を読み取るのが不得意であったり、置かれている状況の理解が苦手な場合、意思疎通に不都合が生じます。
自分の気持ちや思いを上手に伝えられず、友達との関係を築けない場合があります。言葉の発達が高くない子供は、手を出す等の行動で解決を試みます。
考えられる要因
一見、手が掛からず安心されているかもしれません。しかし、強い不安を抱えている場合や、大人と信頼を築けていない可能性があります。自宅だけでなく、外出先等でもおとなしい場合は、注意して下さい。
対人関係に偏りを持っている場合があり、伝える認識が乏しいかもしれません。困りごとや悲しい時の意志疎通だけでなく、嬉しさや喜びを大人へ向けているか把握して下さい。
考えられる要因
運動機能が高まっていないかもしれません。手指の微細さだけでなく、姿勢の安定や、手首・肘・肩の支持をチェックして下さい。
協調運動に不得意さを持つお子さんは、追視が苦手だったりと視覚スキルの不足を併せ持っているケースもあります。
不得意さが重なったことによる不安や緊張から、不器用が生じている可能性もあります。
考えられる要因
物の使い方を、認識できていない場合があります。物の構造・価値は、子どもからすると理解しづらい点が多く、無意識に乱暴な扱いをしてしまいます。
力任せに物を扱う場合は、不器用さを要因としているかもしれません。
考えられる要因
口腔に過敏さを持っているケースがあります。過敏さは、軟らかいもの、ヌルヌルしたもの、冷たいもの等、多様です。
特定の色や形に対する視覚過敏、食べ物の香りに対する嗅覚過敏を持っている場合があります。
食事環境や食具へのこだわりから、偏食をみせるケースもあります。
考えられる要因
追い駆けっこや公園遊具での遊びは、子どもにとって遊び方が分かりやすいです。一方、色オニやケイドロは、ルールが複雑なので理解できていない場合があります。理解の把握は、子どもが口頭で説明できるかです。
遊びに夢中になると、情動制御が簡単ではなくなります。その結果、自分の思いを優先し過ぎて、遊びを壊してしまう場合があります。
考えられる要因
大人は、時間に応じて行動を切り替えられます。一方、幼児期は時間の概念がそれほど発達していないため、終わりを告げられても戸惑う場合があります。
好きなことで遊んでいる際、子どもなりに遊びの到達点をイメージしています。到達点は、遊びの中で変化するので「これでおしまい」といわれても、受け入れがたい状態となっています。
場面切り替えの不得意さが継続している場合は、こだわりの強さが要因かもしれません。
考えられる要因
文字は、標識等と同じシンボルの一つです。文字の優れている点は、組み合わせ次第で「無限の表現」を可能とします。
「ひらがな」の扱いが苦手な場合は、音声と文字の1対1関係が、結び付いていないかもしれません。
文字に焦点を当てると「あ」と「お」や「ぬ」と「め」等の、似ている形の識別ができていないケースもあります。
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